桜咲く、京都・丹波の森での展示。
4月2−3日と短い期間でしたが
自然に今の自分の力量を問われるような
いろいろと考えされられることがある内容を感じ、終えてきました。
森の中はたくさんのきらめく要素にあふれ
にんげんの作ったモノを集中して見つめるには賑やか過ぎる。
そんな中、この環境の中で展示をすることは
「外で食べるおにぎりのおいしさ」
みたいなことと似ているんじゃないかと思った。
丁寧にそのモノだけの味覚を区切り、探るのではなく
その場と渾然一体になって味わう味覚。
緊張せずに全体的に”体感する”楽しみ方が似合うような気がした。
見せてもらえるモノがたくさんある。
こんな樹皮の青白い粉吹きは、わたしもつくってみたい要素。
潤いをまとった、柔らかい表情や光沢感は
まだまだ未知のテクスチャー。
土に還っていく木々。
大阪、京都方面はまたあらためて訪れたいところになりました。
このモノが、わたし自身より先に出歩いて伝わっていってくれる
出会いの中でそんなことをすこし実感し
それがうれしかった2日間。