多くの人で賑わう、5月末の松本。
今回の会場は、喫茶コイデさんの一部屋、物置的に使われていた
空きスペースでの展示でした。
何年も置かれたままの自動車やバイク
経年変化の跡が色濃く存在するこの場で
展示をすることはいろんな不安・危惧がありましたが
頼もしい男手の活躍にも助けられ無事、作品を収めることができたのでは、と思います。
個人的に好きなカットはこの一枚。
すっかり白茶けてしまった壁紙。
そこには薄く花模様の柄がプリントされているので
絵の新谷さんにとってなど、やりにくかろう、、、と心配したのですが
こうして見ると、どこか
”モノ好き”な人の楽しいお部屋に招かれたような雰囲気。
和やかな気分で眺められるのでした。
特別な想定、置き場を考えなくても
こんな風に、なんとなく置いてみるような
それぞれの手中で楽しんでもらえたら嬉しいことです。
期間中、表に展示していたマノさんのナイロン・キュロットパンツと
小林さん作のピアスをいただく。
松本から帰り、東京で過ごす今週は
おみやげに持ち帰った装いを楽しんでいる。
あのふしぎな風景に、ふと、通ずる気分。