2014-11-21

今 現在 のこと。 そして人についてを言い続けている、ということ。



手を動かしている時に、考えていた事は
じつは 人間について だったんじゃないか
と、最近思っている。

モノの在り様を探る作業を通して
いままでずっと、思考は、そういうことを探っていたのではないだろうか、と。


実際、”モノ”に惹かれているのは確かだけれど
その奥底には常に”ニンゲン”への興味が潜む。
それはこの仕事をし始めた感覚を得たときから、ずっとあった事だったのに
 モノへ迫っていく感覚の傍を、いつも並走するもの
 くらいな自覚しかしていなかった。





興味を含んでいるものを見つける視点は
懐古的な思いや、情緒性を むしろ引き込みたくない。
傍に来てしまいそうになる気配を
避けつつ、避けつつ、蒐集する。



言いたいのは、今は無くなってしまったもの、ではなく
今、現在のこと。

わたしにとって重要なのは、そこだった。