photo by Mitsuhiro Kamada |
稀なことだったのもあり、あわてていたところ
デザイナーの鎌田さんがカメラマン役を快諾してくれました。
出版物になる前に、一部公開。
今回の画面は、どれもとても快く受け取ることができるもので
それは自信を持って先方に提出できるきもちの後押しになってくれて
とてもありがたいことだった。
自分では反省の多いごちゃごちゃの部屋も
彼にはまた違った視点で見えたようで
自分では、嫌だと思っていたことや
気がつかなかったことに光をあててもらえたような機会に
撮り終えた時には、その前よりのびのびとした心持ちで
受け入れられるものが多くなった様な気分になっていた。
撮影は、日常の制作風景、という設定の中
動作はいつもの様に手を動かすのだけれど
この時の自分はやっぱりぜんぜんモノに集中していなくて
相対する人がいるだけでこんなに見えなくなるものか、と分かり
それはちょっと自分でもおどろくことだった。
この感じは少し前にも、いつも通っている陶芸教室に
書家の華雪さんを招いた時にも気づいた感覚で
その時のことも思い出しながら
普段のなんでもない時間というのが
急に輪郭を得て、貴重に感じるようになる。
いつもの時間は
自分の無意識が自在に動く場だったのだな、と思う。
*